クレジットカード認証システムの保守プロジェクト

50%
COBOL開発タスクの生産性向上
30%
POS待機時間の短縮
8+
種類の機能改善に成功
100%
セキュリティ基準クリア
プロジェクト概要
- エリア : 日本
- 業界 : クレジットカード
- 業務 :クレジットカード決済のオーソリ
- サービス : ソフトウェア開発・保守、システムの移行
- プロジェクト期間 :2023年2月 ~ 現在
- 規模 : 265.5人月 (2025年1月時点)
- 技術 : COBOL、C、TAL
お客様について
当社のクライアントは、日本を代表する企業の一つであり、高品質な金融およびクレジットサービスを提供しています。また、日本の大手IT企業グループの決済部門と連携しており、ルビナの戦略的パートナーでもあります。
課題
- 人材不足: 日本では、COBOLの経験が豊富なプログラマーの多くがすでに退職しており、新たにこの言語を学ぶ人も少ないため、ますます希少になっています。さらに、システムがHPE NonStopサーバー上で稼働していることから、このプラットフォームに精通した専門家も限られており、課題は一層深刻になっています。
- 高度なセキュリティ要件: 本システムは金融システムであるため、クライアントは非常に厳格なセキュリティ基準を設けています。ネットワークセキュリティやデータ保護の要件を完全に満たすことができるパートナーを見つけることは、大きな課題となっていました。
対策
- 人材育成と開発: 経験豊富なCOBOLエンジニアのスキル向上に重点を置き、HPE NonStopサーバーの技術やプロジェクト特有の業務知識に関するトレーニングを実施していました。
- 業務範囲の拡大: ルビナはフショアでは対応が難しい複雑な作業も遂行できるようにしています。設計、プログラミング、テスト、リリースまで、すべての開発工程を段階的に担うことができるよう、明確なロードマップを構築し、プロジェクトのあらゆる段階で一貫性と品質を確保しています。
実績
完璧に近いタスクの質
- クライアントのシステムと連携した後も、LUVINAは非常に低いエラー率を維持しており、1万行のコードにつきITエラーはわずか5件しか発生しておりません。
- システムログを分析し、タイムリーに警告を発するC言語ツールを開発しました。
- 2023年第2四半期のMasterCardの仕様変更に対応するため、システムのアップグレードを実施しました。
- 2022年第4四半期に施行された新しい規制に基づき、VISAの改善点を統合するシステムアップデートを行いました。
- テーブル(TBL)からのデータ読み取り方法を改善し、POS(Point of Sale)端末における待ち時間を短縮しました。
- MasterCardからの返金要求の確認および処理プロセスを改善しました。
- 環境設定、ファイル構成、ソースコードのコンパイル、テスト内容の変更に対応し、テストプロセスをサポートする比較ツールを開発しました。
- 「Anken Kado」においてユーザーへの通知送信機能を新たに開発し、2025年2月に高品質でリリースしました。お客様から非常に高い評価をいただいております。
- 2024年には、旧NonStopサーバーから新NonStopサーバーへのシステム移行を成功裏に実施しました。